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住宅ローンを完済したら、その住宅ローンに関することはすべて終わり！
ではありません。

抵当権の抹消登記をしなければ、登記簿には住宅ローンの抵当権の登記が残ったままになってしまいます。

金融機関から書類を受け取ったら、書類を紛失しないうちに早めに抹消登記をすることをオススメします。

抵当権抹消登記に必要な書類

抵当権の抹消登記には、

1. 抵当権の登記識別情報（登記済証）
2. 抵当権解除証書（登記原因証明情報）
3. 委任状 

が必要です。

上記1～3の書類は、抵当権者である金融機関に準備していただき、
お客さまからは、3の当事務所で作成する委任状に署名押印していただきます。

金融機関が準備する2と3の書類には、その金融機関の印鑑が押印されています。

令和6年1月24日付法務省民二第57号通知

今回、三菱UFJローンビジネス㈱とダイヤモンド信用保証㈱が設定した抵当権を抹消する際の委任状に関する通知【三菱UFJローンビジネス株式会社及びダイヤモンド信用保証株式会社が発行する担保権の登記の抹消に係る委任状への押印の取扱いについて（通知）】がありました。

三菱UFJローンビジネスとダイヤモンド信用保証の担保権抹消登記だけでも年間約5万件あるらしく、登記関係書類すべてに押印を行うのは『事務手続上および体力上困難を極める』のだそうです。

確かに、5万通の書類に印鑑を押すのは腱鞘炎になりそうですよね。

そこで、

原則として、三菱UFJローンビジネス㈱とダイヤモンド信用保証㈱が作成する不動産の担保権抹消登記のための委任状については、代表者印の押印に代えて、当該代表者印の印影を業務上使用する電子計算機に登録し、この印影を委任状に印刷したものを、法務局に提出する取扱いとして差し支えない。

ということになったそうです。

ちなみに、住宅金融支援機構も同様の取り扱いがなされています。

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